日々の記録

ここにはなにもありません

終わりの見えてきた転職活動について

長々と不満を垂れ流す裏で地味に転職活動を続けていましたが、ついに終わりが見えたので今回の転職活動の中で得たいくつかの気づき等を頭の整理もかねてまとめてみようと思います。

 現職への不満について

 そもそも転職活動を始めたきっかけは年度初めごろからおよそ3か月の常軌を逸した(と思っている)残業と、これが次にあったら身体的に耐えられないなということ、あとは入社以来忙しい部署をハシゴするように異動を続けてきたことから、これは一生楽にはならんなと思ったことでした。

 新年度を迎え、徐々に人員増強はされてきたおかげで自分の作業以外はだいぶマシになったので、これを機に一度転職活動をちゃんとやってみようと思い活動を開始しました。

 今、正直に思っていることは、怒りは忘れるが苦しみは残るということです。激務の中では「こんな会社辞めてやるわ!」って思いながら働いていましたが、今となってはそのときの怒りも収まっている一方、その時に完全に失ってしまった仕事に対する前向きな気持ちはいつまでも戻ってくる様子はなく、一度激務で消耗するとこうなるんだなぁというのを実感しました。

転職活動について

 エージェントに登録して活動しました。詳細は省きますが、ここだと思った数社のみ受けて、そのうちの一つから内定をいただけたので、ここに転職するか現状に残るかを決めて活動終了にしようと思っています。

何を悩んでいるのか

 転職先(候補)については、自分が想定していたイメージとそこまで大きな乖離はなかったのですが、改めて現環境を見つめなおしたときに悩むことがいくつか出てきたました。

改めて感じた自社の魅力について

 退職するという前提で自社と自分の置かれている環境を改めてみると、今まで気が付かなかったもしくは当たり前だと思っていたことが実は魅力の一つだということに気が付かされました。大きくは以下の3点です。

 ①給与が良い

 ②事業の安定性

 ③同じ部署の人間関係がすごく良い

①については、今は大したことありませんが、将来的な上昇も考慮すると結構良いほうなので、この点は素直に魅力だと改めて思いました。

②は、業種的に安定して継続していく可能性が高く、すなわち、いきなり分社化してサヨナラとか事業撤退するからリストラ、という可能性が低いという点です。同じ仕事をひたすら続けるというデメリットもありますが、安定という意味ではまあいいかなと思います。

③は転職における最大のリスクのうちの一つだと思っていますが、今の部署での人間関係が非常に良い。他部門は・・・まあ利害関係もあるので険悪なところもありますが、少なくとも日常的に接するチームの人との人間関係が良いというのは日ごろのストレスを抑えるという観点でも非常に優位な点だと思います。

自分について

 面接にて「将来的にどうなりたいか」「なにをやりたいのか」という、聞かれないはずがない質問を受けた際に、この愚か者はあろうことに「そういえば将来のビジョンまるでねえな」と思い、帰り道で「こんなに失礼なことないよなぁ・・・」と猛省していたのでした。

 しかし改めて考えると今回の転職は完全に現環境から離脱することだけを主目的にしていたため、やりことないのも当然だよなという気もする(転職先もほぼ残業時間だけを基準に選定した)。そういう意味では目的は達成できるので気にしないこともできますが、何度も転職する気はないので、仕事面でやりたいことが皆無で本当に長い間努めていけるのか?ということを考えると、本当にこれでいいのかはまじめに考えないといけないなぁ。

 今の会社も同じように特にやりたいこともないなか就職したというのが本音ですが、同じことを繰り返しているのではないか?という気がしてならない。

プライベートな時間の確保について

 転職理由として最も大きいのが”プライベートな時間がない”ということでしたが、忙しい中転職のために日帰りで長距離移動したり、平日帰宅後もしくは休日に転職活動を続ける中でふと思ったのが、「実は自分の時間は確保できるのでは?」ということでした。

 例えば、4月だけでアニメを60時間分くらい観ていたのですが、これだけの時間を確保できるならもっともっとやりたいことできるのではないかと感じました。*1

 また、引っ越しで通勤時間を減らせば一日ざっくり1時間程度は自分の時間を増やせるため、もちろん残業時間が少ない人よりは自分の時間は少なくなりますが、現状でもやれることはもっとあるのではないかと思いました。

 ようするに現在ダラダラしているなかで時間がないと言っているのですが、本当にやりたいことを見つけ、プライベートな時間の多くをちゃんとそれに費やし、それでも時間がないという状況ではないということです。完全に自身の甘えが原因ですね・・・。

 

まとめ

 転職により現職で一番不満だと考えているところ(=労働時間)は確実に削減でき、自分の時間を確保できることは間違いないと思います。

 でも、おそらくしばらくしたら違う不満が出てくると思います。現職への不満は、いわば就職して数年した結果、かなりの膿が出てきたからこそ強烈な不満として今ここにあるのですが、転職後も数年経って同じ状況になることは十分あり得ると考えます。

 現職の数年かけて見えてきた不満と、転職先の”現職の不満が改善される点”だけを見て比較するのはなかなか難しく、転職の不安というものを実感しています。

 今のところ転職するならこれまで受けた企業以外に転職しようとは思ってないので、徹底的に考えて結論を出そうと思います。

 

 ※本文だけ読むと転職先候補の企業は残業時間だけ削減できるあまり魅力的ではない企業のように読めるかもしれませんが、最終的な結果がどうなるかわからないため情報をほとんど記載していないだけで、面接等を終えた素直な感想として現職と方向性は違いますがとても良い企業だと思っています。

 

 

*1:もちろん隙間時間で観れるアニメとほかのものを単純に置き換えはできませんが・・・